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フェンシングの用語って何語なの?

フェンシングの用語には、フランス語が多く使われており、これは、フランスが剣術の発展に大きく貢献した歴史的な背景によるものです。また、イタリア語やドイツ語の用語も一部使われており、近年では、国際化が進んでいるため、英語の用語も使われるようになっています。

 

フランスでフェンシングがさかんな理由

フェンシングは、中世の騎士たちが身を守るために使っていた剣術に起源を持ち、そしてフランスは中世以来ヨーロッパにおける軍事力の中心地の一つでした。そのため、フランスでは古来より剣術の研究がさかんに行われてきたのです。

 

16世紀には、フランスにおいて、剣術が宮廷の儀式や剣闘士たちの闘いといった娯楽としても親しまれるようになりました。そして17世紀には、フランス国王ルイ14世(1638 - 1715)がフェンシングを重要なスポーツと位置付け、王立フェンシングアカデミーを設立しているのです。

 

こうした背景もあり、フランスではフェンシングがさかんであり、フェンシング用語にフランス語が多用されているのです。現代でも、フランスはフェンシングの強豪国の一つであり、オリンピック、世界選手権などの国際大会でも常に上位に入る実力を持っています。