
一般的に、フェンシングには、以下のような能力が必要とされています。
高速競技のフェンシングでは、瞬時の判断、素早い攻防がものをいいます。そのため選手には、速い反応や俊敏な動きができることが求められます。
上記の「敏捷性」に関連しますが、フェンシングは、相手の動きを読み取り、素早い反応をすることが求められるので、その為には高い集中力が必要になります。
フェンシングは、試合中は一瞬たりとも気が抜けず、常に攻撃と防御を繰り返し、得点をとることを目指す競技です。相手とにらみ合いになった時も、構えを崩せば隙になるので、なお気が抜けません。そのため選手には高い忍耐力が求められます。
フェンシングでは、身体の柔軟性が求められます。柔軟性というのは、攻防やフットワークをスムーズに行う為に必要なものでもありますし、怪我をしない為に必要なものでもあります。
フェンシングでは、脚力や腕力が重要です。目にもとまらぬ素早い動き、瞬発力を支えるのは、何といっても筋力なのです。一線級で戦う選手は、日々筋肉を鍛えることを怠りません。
当たり前ですが、強くなる為には技術を習得することが必要です。技術をものにするには、練習と経験を積むことは勿論大事ですが、技術体系というものは常にアップデートされていくものなので、常にアンテナを張り巡らせて、「今勝つために必要な技術は何か」ということを把握しておくことも重要です。
以上がフェンシングに必要とされている能力になります。ただし、現状こういった能力がないと思って落ち込む必要はありません。これらの能力の大半は、地道な練習により後から身に着けられるものです。
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