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フェンシングのワールドカップ

フェンシング・ワールドカップ(仏: Coupe du monde d’escrime)は国際フェンシング連盟(FIE)が公認する国際大会の中の一つで、1972年に初めて開催されました。ここではフェンシング・ワールドカップがどういう大会なのか詳しくお話しています。

 

フェンシング・ワールドカップの特徴

 

行われる種目

最初の大会では、男子・女子フルーレ、男子エペ、男子サーブの4種目のみが対象でしたが、1989年ワールドカップ以降は女子エペが、1999年ワールドカップ以降は女子サーブルも開催されるようになりました。

 

大会の流れ

フェンシングワールドカップは、予選と本戦の2つのステージで行われます。予選はグループステージとノックアウトステージに分かれており、予選免除選手以外はグループステージに入り、3分又は5本先取の総当たり戦で成績に応じて次のラウンド進出か敗退が決まります。グループステージを突破した選手は予選ノックアウトステージに進み、成績が良かった上位16人はそのまま本戦出場が確定します。残りの選手はリトルトーナメントを行い、勝ち残った選手が本戦に進出します。本戦は64人で行われ、個人戦で競われます。

 

開催国

創設以来、フェンシングが盛んなヨーロッパを中心に開催されてきましたが、21世紀初頭以降、ヨーロッパ以外の大会も増加しており、これまで日本、韓国、チュニジア、イラン、オーストラリア、ベネズエラなど世界各国が開催国として選ばれています。

 

獲得ポイント

ワールドカップでは、上位64名にはポイントが与えられ、シーズン中に獲得した上位5つの結果、各選手の地域選手権、世界選手権、オリンピック大会での成績が選手のランキングに反映されます。