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フェンシングの「突き」とは

フェンシングにおいて、「突き(トゥシュ:touche)」とは、相手に向けて剣を直接突き出す技術で、エペ・フルーレ・サーブル、全ての種目で認められている攻撃方法です。突きは、フェンシングにおいて最も基本的な技術であり、最も直接的かつ効果的な攻撃技術といえます。

 

突きのやり方

肩の力を抜いて、狙ったポイントに向けて腕を伸ばす。これが基本中の基本の突きのやり方です。この時に有効面であればどこを突いても構わないのですが、剣の先端を使った技術であるため、相手との距離感やタイミングを正確に計ること、そして正確な剣のコントロールと高度な集中力が求められます。

 

突いたら戻る

また、突いたら突きっぱなしではなく、相手からの反撃を喰らわない為にも「突いたら戻る」ことも重要で、上記の「肩の力を抜く」というのは、力んで戻りが遅くなることを防ぐためです。良い突きが出来る人というのは、「突く→戻る」という流れが驚くほどスムーズなので、「突きが上手くなりたい」という人は、是非プロの選手の動きを観察してみてください。