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日本におけるフェンシングの歴史

日本におけるフェンシングの歴史は比較的新しく、明治時代の文明開化(西欧化)の際に、フランス人教官によりもたらされたとされています。そして1935年、岩倉具綱により、日本初のフェンシングクラブ「日本フェンシング倶楽部」が設立されました。

 

しばらくは、明治・大正・昭和の時代を通じて、フェンシングはあくまで一部の愛好家の間で行われるスポーツでしたが、戦後、日本フェンシング協会が設立されたことで、ようやく日本でもフェンシングが正式な競技としての地位を確立することができました。

 

その後、日本のフェンシング選手は、2008年北京オリンピック・フルーレ個人で銀メダルを、2012年ロンドンオリンピック・フルーレ団体で銀メダルを、2021年の東京オリンピック・エペ団体で金メダルを獲得するなど、国際大会での実績を多く残しています。現在では、全国に多数のフェンシングクラブがあり、競技人口も着実に増加しています。