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車椅子フェンシングの歴史

車椅子フェンシングは、1940年代にイギリスで始まったとされています。当時、第二次世界大戦で負傷した元軍人が、リハビリテーションとしてフェンシングを始めたことがきっかけでした。

 

その後、車椅子フェンシングは国際大会で競技として認められ、1960年の第1回ローマパラリンピック大会で正式種目として採用されました。現在は、男女個人エペ、男女個人サーブル、男女団体エペ、男女団体サーブルの4種目があります。

 

第1回ローマパラリンピック大会って?

 

1960年、ローマで第1回のパラリンピック大会が開催されました。この大会は、障がい者スポーツの世界的な祭典であり、現在まで続くパラリンピックの原点です。第1回大会では、400人以上のアスリートが参加し、車椅子フェンシングの他、車椅子バスケットボール、車椅子レース、陸上競技、水泳などが行われています。この大会は、障がい者スポーツに対する世界的な関心を高め、その後のパラリンピックの発展につながりました。

 

車椅子フェンシングの特徴

車椅子フェンシングは、通常のフェンシングと同様に、技術と戦術の精度が求められる競技です。車椅子フェンシングでは、足を使っての移動ができないため、車椅子の上で身体のバランスを取りながら剣を操ることが求められます。フェンシングの技術を持つ選手が、さらに車椅子を駆使して戦うことで、独自の魅力を持った競技となっているのです。