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フェンシングで左利きは有利?

フェンシングにおいて、左利き(サウスポー)のフェンサーは一般的に右利きのフェンサーに対して有利だと考えられています。これは、左利きのフェンサーが珍しいため、右利きのフェンサーが左利きのフェンサーに対応することが慣れていないことが背景にあります。

 

どうして左利きが有利なのか

左利きのフェンサーは少ないため、右利きのフェンサーが左利きのフェンサーに対処するための情報が不足しています。そのため、左利きのフェンサーの攻撃に対し、右利きのフェンサーは予測や対応が難しくなるのです。

 

逆に左利きのフェンサーというのは、右利きのフェンサーに対してイニシアチブを取りやすくなります。反応速度をものをいうフェンシングという競技において、「左利き」というだけで、一瞬でも相手に混乱をもたらすことができるのは、とても大きなアドバンテージなんですね。そのため右利きの人が、フェンシングの為に左利きに矯正するということも珍しくありません。

 

よって総合的に、左利きのフェンサーは右利きのフェンサーよりも有利だと考えられています。ただし、これは必ずしもすべての場合に当てはまるわけではなく、フェンシングは個人の技術や戦略によって決まるため、結局は個人の実力が勝敗を分けることになります。どんな選手にも対応できるよう、普段から練習しておくことが重要です。