一括りにフェンシングといっても、その競技形態にはフルーレ・エペ・サーブルの3種目があるというのをご存じでしょうか。今回は種目ごとの特徴や違いをわかりやすく紹介したいと思います。
フルーレの特徴
- 突きのみが有効で、斬りは無効
- 攻撃権があり、同時突きは判定もしくは無効
- 非常に軽量な電気剣が使用される
- 最低5.00N以上の力が剣先に加わると打突が判定される
- 突きの有効面は頭部と四肢を除いた胴体の両面
エペの特徴
- 実戦的な決闘をベースにした競技
- 攻撃権がなく、同時突きが有効になる。
- フルーレと違い剣が重く曲がりにくい剣を使う
- 最低7.50N以上の力が剣先に加わらないと打突が判定されない
- フルーレよりも大きめの電気スイッチがついている
- 全身が有効面となる
- 剣の内側の非絶縁部分も有効面
サーブルの特徴
- 突きだけでなく斬りも有効となる
- 攻撃権がある
- 2004年から正式種目になった
- 有効面は腰より上の上半身全て