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フェンシングの有効面と無効面とは?

フェンシングにおける「有効面」とは、剣の有効な攻撃範囲のことで、相手の胴体(トルソー)を中心に、肩、腕、腰、腹部、背中などが含まれます。一方、「無効面」とは、攻撃が有効とされない範囲で、頭部、両手、両脚、剣の柄などが含まれます。

 

この有効面と無効面という考え方は、フェンシングのルールにおいて非常に重要であり、選手たちは相手の有効面に剣を当てて攻撃を仕掛けることを何よりの目標とするのです。ただし、有効面と無効面は、競技の種類によって異なりますので、以下を覚えておきましょう。

 

種目ごとの有効面

 

フルーレ:両腕、頭部を除いた胴体
エペ:頭からつま先までの全身
サーブル:両腕、頭部を含む上半身