世界におけるフェンシングの競技人口については、正確な統計データが存在しないため、推定するしかありません。国や地域によってフェンシングの競技人口は大きく異なりますが、オリンピック競技であることから、世界を俯瞰すれば規模はそれなりです。

 

国際フェンシング連盟（FIE）によると、世界にフェンシング競技が行われている国はヨーロッパを中心に100以上あり、各国でフェンサーが活躍しています。また、FIEが主催する国際大会には、世界中から選手たちが集まり、激闘が繰り広げられているのです。

 

ただしフェンシングは他の一部のスポーツと比較して、競技施設や装備品などが高価であり、入門のハードルが高いことから、他の個人競技と比べると競技人口は多いとはいえません。一方で近年は、フェンシングの普及を目的としたプログラムやイベントが各地で行われており、より多くの人々がフェンシングを楽しめるようになってきています。